トップ > 宮本武蔵コレクション > 宮本武蔵 枯木鳴鵙図 掛軸(原寸大複製)
商品コード : 560-283 | ||||||
価格 : 58,000円(税込) | ||||||
ポイント : 1,740 | ||||||
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商品番号 560-283
商 品 名 宮本武蔵 枯木鳴鵙図 掛軸(原寸大複製)
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枯れ枝の上部に静かに止まる一羽の鵙(もず)。鵙は秋になると捕らえた獲物を枝などに突き刺す「速贄(はやにえ)」を行うことで知られます。鋭い声で高鳴きし、やがて静寂を破る瞬間が到来することを予想させる緊張感のあるシーン。後方を振り向くその視線の先に、鑑賞者が様ざまな想いをよせる武蔵の遺した墨画の傑作、それが「枯木鳴鵙図(こぼくめいげきず)」です。この名作を所蔵する島田美術館より高精度なデジタルデータの提供を受けた株式会社MORITAは、日本の伝統工房の協力を得て原寸サイズで複製。高品位な掛軸に仕上げました。原寸サイズのうえ、数百年の時を経て作品に生じた劣化も敢えてそのままに再現しましたので、本物の持つ臨場感を存分にご堪能いただけます。
絵をたしなむ武士を「武人画家」と区分して見る向きもありますが、剣の道において天下無双とも評される武蔵の、画家としての評価はどのようなものだったのでしょう?この興味深いテーマに回答を示したのが、江?時代の画論『画道金剛杵(がどうこんごうしょ)』に掲載された『古今画人品評(ここんがじんひんぴょう)』でした。著者は、幕末を生きた文人画家、中林竹洞(なかばやしちくとう)。当時の名の知れた画家を仏教における九品(くほん)になぞらえ「上上品」から「下下品」の九段階に分けてランキング。最上位の「上上品」には画僧であった吉山明兆(きつさんみんちょう)が唯一選出。続く「上中品」に雪舟、狩野探幽、「上下品」に俵屋宗達、尾形光琳と名だたる絵師が並び、宮本武蔵の名は6番目の「中下品」にようやく登場します。これだけを見るとそんなものかと思えてしまいますが、武蔵の下の「下上品」には琳派の巨匠と呼べる円山応挙や伊藤若冲がくるわけですから、画家としての武蔵の評価は「武人画家」の枠を超えた一級品であったことが分かります。
武蔵筆の水墨画には達磨や布袋を描いた人物図とともに鳥禽図があります。鵜(う)、雁、鳩、木菟(みみずく)、翡翠、鴨、それにこの鵙(もず)。武蔵は、これら小さな野生の中に何を見、何を表現しようとしたのでしょう。もちろん鳥禽図は伝統的な画題の一つであり、同種の作品は少なくありません。しかし、武蔵の描く鳥に、専門画家たちのそれとはまったく異質の緊張と品性が感じられるのは、描き方ではなく見方の違いによるものでしょう。そこには明らかに兵法者の視線が働いているようです。
生涯で60を超える勝負のすべてに勝利し「史上最強の侍」の名をほしいままにする剣?、宮本武蔵(1584-1645)。一介の武士でありながら剣聖とも称され、織田信?など著名な戦国武将と並ぶネームバリューを持つ歴史的偉人です。晩年の武蔵は熊本の地に住み、兵法者としての集大成といえる『五輪書』を執筆する傍ら、水墨画を描くなど芸術家としての側面も見せました。熊本市内には霊厳洞や武蔵塚公園など武蔵ゆかりの名所・旧跡が数多く残り、特に熊本駅から車で10分ほどの距離にある公益財団法人島田美術館(熊本市?区)は、武蔵の遺品やゆかりの品々を多数所蔵することから武蔵ファンの聖地とされています。
美術工芸品の企画・制作で50年以上の歴史を誇る株式会社MORITAは、宮本武蔵の没後380年を記念し、島田美術館公認のもと、最晩年の武蔵が遺した貴重な作品の数々を日本の伝統技法と最新のデジタル技術を用いて「宮本武蔵名品コレクション」として余すところなく再現。ラインナップは、武蔵の肖像画としてあまりにも有名な『宮本武蔵像』をはじめ、武蔵が遺した水墨画の傑作『枯木鳴鵙図』、そして武蔵の遺した唯一の仏像とされる『不動明王立像』など。全作品、島田美術館発行の認定書が付属します。宮本武蔵を愛するすべての人に贈る至高のコレクションです。
戦国武将加藤清正が築いた名城、熊本城下にあり、熊本ゆかりの武家文化に関する美術工芸品を所蔵する美術館です。特に熊本で最期を迎えた宮本武蔵の武具・遺品、書画などの常設展示が充実しています。
公式HP:https://www.shimada-museum.net