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疫病退散の願いを込めて
木喰上人生誕三百年記念作品 第三弾

民の幸せを願い仏像を彫り続けた木喰上人。その生誕三百年を記念した仏像ワールドの「木喰仏」シリーズでは、これまで代表的な2作品の複製像を販売しご好評いただいています。第一弾 如意輪観音像(2018年)、第二弾 不動明王像(2019年)に続く待望の第三弾は、木喰仏「地蔵菩薩像」。

世界中がコロナ禍に翻弄されるいま、疫病退散を願う“救世の守護仏”としてお祀りください。

木喰仏再評価のきっかけとなった像

大正十三(1924)年1月9日、民藝運動の父と称される柳宗悦(やなぎむねよし)が、李朝陶磁器を調査するため山梨県池田村の村長 小宮山清三氏を訪ねました。古美術品蒐集家でもある小宮山氏のもとで最初に出会った木喰仏「地蔵菩薩」は、合掌して佇むシンプルな造形でありながら、木喰仏ならではの「微笑」が見る者の心を癒す、木喰上人を語る上で外せない像で、以降の木喰仏再評価につながるきっかけとなったことで知られます。

釈迦入滅から56億7千万年後に弥勒菩薩が現世に出現するまでの間、生あるものすべてを救済し導くとの誓願を立てた地蔵菩薩。「地」は万物の生ずるところである大地を、「蔵」はそれら万物を蔵することを表し「すべての衆生を遍く救済する偉大な功徳を蔵すること大地のごとし」との意味がその名に込められています。コロナ禍による危機的状況下において、疫病退散、除災開運の祈りを託し、心のよりどころとなる御仏こそが地蔵菩薩なのです。

原型制作は仏師 藤田燿憶氏に、彩色監修は篁千礼氏に依頼。庶民に寄り添う木喰の精神にならい、藤田仏師が入魂の技で彫り上げた原型をもとに、中国屈指の木彫工房で忠実な複製品に仕上げました。

彩色は、木彫彩色の正統後継者 篁千礼氏監修のもと、姉妹ブランド「イスム」の工房が担当。最終的に藤田仏師の監修を通し、直筆の署名と落款、エディション番号が像本体に入ります。

諸国を巡り民の幸福のため仏像を彫り続けた木喰上人の思いを一人でも多くの方にお届けするため、MORITAの総力を結集。高い品質とお求めやすい価格を実現すべく生産工程を考慮し、皆さまの暮らしに寄り添う癒しと安らぎの仏像となりました。

作者紹介

  • 仏師 藤田燿憶

    仏師 藤田燿憶

    • 1955年栃木県生まれ
    • 1970年仏師・渡邉貞光氏に弟子入りし、5年間の修行を積む
    • 1975年独立
    • 2012年(一社)「日本画府第59回公募展」初入選 「浮現観音」(奨励賞)/「気付き観音」(入選)
    • 2013年「気付き観音」入選 。作家として高く評価される。現在は本拠地の東京で仏像彫刻講座を開くほか、日本橋高島屋など全国の有名百貨店で個展を開催し、仏像普及のため精力的に活動する。
  • 彩色師 篁千礼

    彩色師 篁千礼

    • 女子美術大学、太平洋美術研究所に在籍後、1987年、彩色木彫作家 平野富山氏に入門。その後、富山の後継者である平野千里氏のもとで20数年にわたり修行を積む。2012年に独立し篁千礼彩色研究所(埼玉県北本市)を設立。誰もが親しみやすい温かみのある作品から芸術性の高いものまで幅広い創作活動を行う。

江戸時代後期、日本中を巡り一千体を超える仏像を彫り続けた木喰明満上人(通称 木喰上人)。享保三年(1718年)に甲斐国八代郡古関村(現 山梨県身延町)の農家に生まれ、十四歳で江戸に出て奉公に励むも封建社会下の不平等さから二十二歳の時に出家。四十五歳で木喰戒(木の実しか口にしない厳しい修行をする僧)を受け、五十六歳になると自ら発願した日本廻国の旅に出て、各地で数多くの仏像を彫り後世に遺しました

商品紹介



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木喰仏「地蔵菩薩像」

商品コード : 560-148
価格 : 55,000円(税込)
ポイント : 1,650
数量
 
サイズ
高さ250mm 幅87mm 奥行63mm 重量340g
素 材
ヒノキ
限定数
300体

【商品についてのご注意】
・商品写真は実際の商品の中から無作為に選んだものを撮影しております。
・商品は一体一体手作業で仕上げを行っており、高レベルな均一化を図っておりますが、まったく同一の商品はございません。また、木目や表情などが一体、一体異なります。
・表示寸法と実際とは若干誤差が生じる場合がございます。
・商品はWEB画面上と、実際の色と異なる場合がございます。

商品番号 560-148
商 品 名 木喰仏「地蔵菩薩像」

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木喰上人とは

江戸時代後期、日本中を巡り一千体を超える仏像を彫り続けた木喰明満上人(通称 木喰上人)。享保三(1718)年、甲斐国八代郡古関村(現 山梨県身延町)の農家に生まれ、十四歳で江戸に出て奉公に励むも封建社会下の不平等さから二十二歳の時に出家。四十五歳で木喰戒(木の実しか口にしない厳しい修行をする僧)を受け、五十六歳になると自ら発願した日本廻国の旅に出て、各地で数多くの仏像を彫り後世に遺しました。

木喰仏の像容には、凄まじいまでの制作意欲と宗教的実践を経た思いが反映され、八十歳以降に彫られた像の尊顔には微笑みが見られるようになります。九十歳に至るとその業は一層冴えわたり、後年、宗教学者の小島通生氏が名付けた「微笑仏(みしょうぶつ)」と呼ばれる数多くの傑作を生み出したのです。

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