仏像ワールドの如来
如来とは、「真理を悟った者」の意味で、もともとは仏教の開祖である釈迦如来(お釈迦さま)のことを意味しました。その後、仏教が多様化するに従い、西方極楽浄土の教主である阿弥陀如来や東方瑠璃光浄土教主の薬師如来、また、密教の最高仏・大日如来などお釈迦さま以外の如来の総称となりました。
そのお姿は、「足下安平立相(そっかあんぺいりゅうそう/足の裏が平ら)」や「白毫相(びゃくごうそう/眉間に白い毛が渦巻いている)」などの三十二の超人的な特徴を備える三十二相(さんじゅうにそう)と、「耳が肩に届くほど垂れ下がっている」や「のどに3本のしわがある」などの更に細かな特徴を示した八十種好(はちじっしゅこう)と呼ばれる尊い外見的な特徴があります。また、螺髪(らほつ)と呼ばれる小さくカールした髪の毛も如来独特のものです。
なお、服装に関しては、苦行の末に悟りを開いたお釈迦さまのお姿がもとになっています。菩薩像のように装飾品類を身に付けないのは出家するときに捨ててしまったためで(大日如来など一部を除く)、一般に粗末な衣を身にまとっているのが特徴です。
如来像のこだわり
如来は悟りを開いた者だけが到達する仏の最高位です。仏の最高位にふさわしい威厳ある姿にこだわりを追求しています。一般的にはお釈迦様、阿弥陀様が親しまれている如来像は仏壇向けの仏像として重宝されてきた一方。最近では、質素ながら威厳のある姿をインテリアの一部に取り入れる方も増えてきています。
|
| [1] [2] |









